病院で使う日本語:症状・受付・薬の聞き方
日本に住んでいる外国人の方へ。病院で症状や薬のことを伝えるときに使う日本語のページです。
病院の日本語は症状・受付・説明の確認を準備します
病院へ行く前に、症状を短く伝える文と、聞き返す文を準備します。予約、受付、診察、会計、薬の受取りの順に練習します。名前や薬の名前はメモを見せ、聞いた内容を言い直して確認します。
このページの要点
- 症状は場所・始まった時・変化をメモし、短い文と体を指す動作で伝え、医師の質問に答えます。
- 予約から受付、診察、会計、薬局までを順に練習し、持参する書類と対応言語を事前に確認します。
- 薬の説明や次の受診日は書いてもらい、聞いた内容を復唱し、15項目の準備チェックで確認します。
例文と練習手順は編集上の提案です。診断や治療、薬の使い方は医師・薬剤師に確認し、受診の方法は医療機関の案内に従ってください。
病院の日本語は受付・診察・薬局で使い分けます

受付では受診の目的、診察では体の状態、薬局では薬の説明を確認します。
受付とは、病院に来たことを伝え、必要な書類を出す場所です。初診とは、その医療機関で初めて診察を受けることです。再診とは、もう一度診察を受けることです。診察とは、医師が体の状態や病気、けがをみることです。診療科とは、病気やけがを診る部門のことです。
問診票とは、症状や過去の病気、アレルギーなどを書く紙です。アレルギーとは、特定の物に体が反応することです。経験した反応と、原因として説明された物を伝えます。処方せんとは、医師が必要な薬の情報を書いた紙です。紹介状とは、医師が別の医療機関へ情報を伝える手紙です。
出典:受診の流れの案内。
受診時は、保険の資格を確認する物も準備します。マイナ保険証は、健康保険証の利用登録をしたマイナンバーカードです。持っている人はマイナ保険証を提示します。持っていない人は資格確認書を提示します。資格確認書は、加入している保険の資格を確認する書類です。
出典:現在の保険資格確認の案内。
受診前に症状メモを作り場面の順に練習します
症状を整理してから、予約の電話、受付、診察、説明の確認を練習します。
- 体のどこが気になるかを書きます。言葉が難しいときは、体の絵で場所を示します。
- いつ始まり、どう変わったかを書きます。「昨日から」「今朝から」と伝える文を練習します。
- 飲んでいる薬やサプリメントをまとめます。お薬手帳があれば、見せられるようにします。
- 医療機関の案内で、診療時間、予約、持参する物を確認します。対応言語や通訳も尋ねます。
- 受付で「初めてです」「予約した○○です」と伝えます。渡された書類の記入方法を尋ねます。
- 診察ではメモを見せ、質問に答えます。説明を聞き、分からなかった箇所を指定して聞き返します。
- 会計と薬の受取り、次の受診について確認します。日付と場所をメモに残します。
予約が必要な医療機関や、曜日で診療時間が違う所があります。電話や公式サイトで確認することが、受診案内に示されています。受診先を選ぶときは、症状と受診の目的を受付に伝えます。紹介状の要否も、行く前に問い合わせます。
出典:受診の流れの案内。
病院の場面別の文と症状メモを表で準備します
自分の用件を伝える文と、相手に確かめる文をセットで覚えます。
表:病院で使う日本語と確認する内容
| 場面 | 使う文 | 確かめる内容 |
|---|---|---|
| 予約の電話 | 初めてですが、予約できますか。 | 受診できる日時と予約方法 |
| 言語の相談 | ○○語で相談できますか。 | 対応言語と通訳の利用方法 |
| 受付 | 予約した○○です。 | 予約名と受診する科 |
| 記入 | この欄には何を書きますか。 | 問診票の欄の意味 |
| 診察 | 昨日から、ここが痛いです。 | 場所と始まった時 |
| 聞き返し | その言葉を紙に書いてください。 | 説明された言葉 |
| 薬局 | この薬は、いつ使いますか。 | 使う時と使い方 |
| 帰る前 | 次はいつ来ればいいですか。 | 日時と予約の要否 |
表:診察で見せる症状メモ
| 書くこと | 文の形 | 準備する情報 |
|---|---|---|
| 場所 | ○○が痛いです。 | 体の場所と左右 |
| 始まった時 | ○○からです。 | 日付や時間 |
| 変化 | 昨日より○○です。 | 自分が感じた変化 |
| 起こる場面 | ○○すると、痛いです。 | 動作や状況 |
| 薬 | この薬を使っています。 | 名前が分かる物やお薬手帳 |
| 過去のこと | 以前、○○がありました。 | 病気やけが、説明されたアレルギー |
「熱があります」と伝えるときは、測った体温と時間を見せます。「ときどき」「ずっと」「良くなりました」も、変化を表す言葉です。本人が感じたことと、測定した値を分けて書きます。気になる出来事を順に伝え、医師の質問に答えます。
予約・診察・薬局の3場面で病院の日本語を使います
同じ症状メモを使い、相手の質問を聞いて答える練習をします。
場面1:初めての受診を電話で相談します
「初めてですが、予約できますか」と伝えます。「昨日から、おなかが痛いです」と用件を短く話します。受診する科、予約の日時、持参する物を尋ねます。日時は「○月○日の○時ですね」と復唱します。名前の聞き取りが難しい場合は、一文字ずつ伝えます。対応言語を確かめ、電話を終える前に受診場所をメモします。
場面2:診察室で症状を説明します
「昨日から、右のひざが痛いです」と場所を指して伝えます。「歩くと痛いです」と起こる場面を追加します。飲んでいる薬の記録と、過去の病気のメモを見せます。医師の質問を聞き、分かる内容から答えます。聞き取れた言葉を「○○という意味ですか」と確認します。説明の要点を紙に書いてもらいます。
場面3:薬局で薬の説明を確認します
処方せんと、飲んでいる薬の記録を見せます。「この薬は、いつ使いますか」と尋ねます。使う量、回数、期間は薬剤師の説明で確認します。「この説明を、やさしい日本語でお願いします」と頼めます。説明書の該当箇所を指し、分かった内容を復唱します。薬について気になることがある場合の連絡先も尋ねます。
病院の聞き返しは言葉を指定し紙と復唱で確認します
分からなかった言葉や日付を示し、書いてもらって確かめます。
「もう一度、ゆっくりお願いします」と頼みます。説明が長い場合は「一つずつ説明してください」と伝えます。「○○とは、どういう意味ですか」と言葉を指定します。やさしい日本語とは、難しい言葉を言い換えるなどした分かりやすい日本語です。話す速さと、分からなかった言葉を具体的に伝えます。
出典:分かりやすい日本語の案内。
質問には、分かる範囲で自分の経験を答えます。経験を確かめたい場合は「確認してから伝えます」と言います。付き添いの人が説明するときも、本人のメモを一緒に見せます。希望する配慮があれば、診察の前に相談します。医療機関の通訳や多言語問診票の利用方法も尋ねます。
印刷して使う病院の日本語チェック
- □受診先の公式案内を確認しました。
- □予約と診療時間を確認しました。
- □対応言語と通訳を尋ねました。
- □保険の資格を確認する物を準備しました。
- □指定された本人確認の物を準備しました。
- □症状の場所をメモしました。
- □始まった日と時間をメモしました。
- □症状の変化を書きました。
- □飲んでいる薬の記録を用意しました。
- □過去の病気とアレルギーを整理しました。
- □問診票の聞き方を練習しました。
- □聞き返す文を声に出しました。
- □薬の説明を確認しました。
- □支払いと薬の受取場所を確認しました。
- □次の受診日と連絡先を記録しました。
病院で使う日本語のよくある質問
病院の日本語は、自分の状態を伝え、受診や説明の内容を確認するために使います。
病院へ行くとき、症状や薬について伝える日本語をどう準備すればよいですか?
まず、症状の場所、始まった時、変化を短く書きます。「昨日から、ここが痛いです」と言い、体の場所を示します。飲んでいる薬と、過去の病気のメモも準備します。次に「初めてです」「予約した○○です」と受付で伝える文を練習します。説明を確認したいときは、言葉を紙に書いてもらいます。薬については、使う時、量、回数、期間を薬剤師に確認します。最後に次の受診日と連絡先を記録します。予約や対応言語は、行く前に医療機関へ尋ねてください。
症状は、どのような順で説明すると伝わりやすいですか?
場所、始まった時、変化の順に話します。「右のひざが、昨日から痛いです」のように短く伝えます。次に「歩くと痛いです」と、症状が起こる場面を加えます。体の絵やメモを見せる方法も使えます。体温などを測った場合は、値と測った時間を記録します。飲んでいる薬や、過去の病気も医師の質問に合わせて伝えます。分かる範囲の経験を答え、詳しい内容は確認してから伝えます。自分が感じたことを説明し、医師の質問に答えてください。
病院の受付では、どの日本語と書類を準備しますか?
初めて受診する場合は「初めてです」と伝えます。予約した場合は「○時に予約した○○です」と言います。保険の資格を確認するため、マイナ保険証を持っている人はそれを提示します。持っていない人は資格確認書を提示します。本人確認の物や紹介状など、受診先が指定する物も準備します。問診票を渡されたら、欄を指して「ここには何を書きますか」と尋ねます。書き終えた後は、提出する場所と待つ場所を確認します。予約と持ち物は事前に受付へ尋ねましょう。
医師や薬剤師の説明が難しいときは、どう聞き返しますか?
最初に「もう一度、ゆっくりお願いします」と伝えます。言葉の意味を聞きたいときは「○○とは、どういう意味ですか」と、その言葉を指定します。日付や薬の名前は紙に書いてもらいます。説明書がある場合は、該当する所を指して確認します。薬の使う時、量、回数、期間は薬剤師の説明に従い、分かった内容を復唱します。対応言語や通訳の利用についても相談できます。帰る前に、気になることがある場合の連絡先と、次の受診を確認してください。
病院で使う日本語は、どのように練習すればよいですか?
自分の症状メモを作り、予約、受付、診察、会計、薬局の順に練習します。相手役に一つずつ質問してもらい、短い文で答えます。読みにくい言葉は辞書で確認し、メモには読み方も書きます。公的な生活場面教材や音声を使い、用件を伝える文と聞き返す文を声に出します。録音して、名前や日時が聞き取れるか確認します。次に使いたい質問を一つ追加して練習を続けます。実際の受診は医療機関へ相談し、薬の使い方や診療上の判断は専門職に確認します。
病院の日本語を学ぶ教材と公式の案内
場面教材で会話を練習し、受診先の案内で予約と対応言語を確認します。
国際交流基金の生活場面教材には、教材と音声があります。音声を聞き、用件を伝える文と聞き返す文を声に出します。病院の案内で見つけた言葉は、辞書で読み方を確かめます。自分の症状メモを使い、短いやり取りに替えて練習します。
出典:生活場面の教材・音声案内。
公的な学習サイト一覧では、文字や文法のコース、日常場面の動画を探せます。コースの登録など利用条件を確認して選びます。文字の基礎を学ぶ日と、電話や診察の会話を練習する日を組み合わせます。録音して、用件と日時が伝わるか自分で確認します。
出典:日本語学習サイト一覧。
受診先への問い合わせでは、用件、希望する日時、言語を伝えます。診療科や予約方法、持参する書類は、受付に尋ねます。地域の外国人向け医療案内から、対応言語のある医療機関も探せます。具合が悪いときは、医療機関への相談を優先します。
病院で使う日本語の出典
受診の流れ、現在の資格確認、日本語教材は次の公式資料で確認できます。
- 東京都つながり創生財団「外国人のための生活ガイド 病院へ行く」(ウェブ版、2026年10月9日確認)
- 厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用(マイナ保険証)について」(ウェブ版、2026年10月9日確認)
- 東京都生活文化局「やさしい日本語」(ウェブ版、2026年10月9日確認)
- 国際交流基金「いろどり 生活の日本語」初級2(A2)教材・音声(ウェブ版、2026年10月9日確認)
- 福岡よかトピア国際交流財団「Useful Websites to Learn Japanese」(ウェブ版、2026年10月9日確認)
病院の日本語の関連ページと最終確認日
文字と日常会話の基礎を復習して、受診時のメモと会話の準備を進められます。
最終確認日:2026年10月9日。