災害の日本語:避難情報・支援・119の伝え方
日本で暮らす外国人の方へ。災害の情報を読み、避難や支援を伝える日本語のページです。
災害の日本語は身を守る言葉・場所・支援の伝え方を準備します

災害のときは安全を守る行動を優先し、情報の地域、避難先、必要な支援を確認します。ふだんから住所と連絡先をメモし、短い質問と助けを求める文を練習します。
このページの要点
- ①身の安全②情報の地域と時刻③避難先を確認し、住所のメモを見せて必要な支援を短く伝えます。
- 指定緊急避難場所と指定避難所を区別し、災害の種類に合う場所と経路を地域の公式案内で確認します。
- 避難先の質問・受付の支援・119の場所説明を練習し、15項目のチェックで伝える情報を準備します。
例文と練習手順は編集上の提案です。実際の避難は災害と周囲の状況に応じ、自治体や気象庁などの最新の公式情報で判断してください。
災害の日本語は情報・避難場所・避難所を区別します
何が起きているか、どこで安全を守るか、どこに滞在するかを分けて確認します。
避難とは、危険を避けて安全を守る行動です。指定緊急避難場所とは、災害の危険から命を守るために緊急に避難する施設や場所です。災害の種類ごとに指定されます。指定避難所とは、避難した人や自宅で暮らすことが難しい人が必要な期間滞在する施設です。「この災害では、どこへ避難しますか」と地域の案内を確認します。
出典:避難場所と避難所の役割の説明。
警戒レベルとは、大雨などの災害の危険と行動を段階で示すものです。避難指示は、危険な場所から避難するための情報です。緊急安全確保は、命の危険が高い状況で直ちに安全を守るための情報です。気象の情報と自治体の避難情報は、発表元と地域を見ます。内閣府は令和8年3月に関連ガイドラインを改定しています。
出典:現行の避難情報の案内。
緊急地震速報は、強い揺れを知らせる情報です。聞いたときは、周囲の状況に応じて、まず身の安全を確保します。屋内では頭を保護し、丈夫な机の下などで身を守ります。あわてて外へ飛び出さず、その場の状況に合う行動を取ります。
出典:緊急地震速報を聞いたときの行動。
災害の前に情報メモを作り連絡と質問を練習します
住所、避難先、連絡先、必要な支援を整理して、短い文で伝える準備をします。
- 自宅の住所を漢字と読み方で書きます。建物名、部屋番号、近くの目印もメモします。
- 自治体の防災案内で、自宅や職場の災害の危険を確認します。対象地域の名前を覚えます。
- 災害の種類に合う避難先と経路を確認します。家族で場所の名前と行き方を共有します。
- 家族の連絡先と集合の約束を決めます。安全な場所へ移った後に伝える文を準備します。
- 必要な支援をメモします。「歩くのに手助けが必要です」のように具体的に書きます。
- 質問を一つずつ作ります。「この場所は開いていますか」「受付はどこですか」と練習します。
- 訓練などでメモを使ってみます。質問の答えを復唱し、場所や連絡方法を更新します。
ハザードマップとは、災害の危険が想定される場所などを示す地図です。避難先の名前だけでなく、どの災害に対応するかを確認します。津波の危険がある地域では、より高い安全な場所と経路も調べます。海から離れた場所でも、川沿いの危険を確認します。
出典:津波に備えるための案内。
災害の日本語と避難情報の言葉を表で確認します
助けを求める文と、避難情報の意味をセットで準備します。
表:災害時に伝える日本語
| 場面 | 使う文 | 伝える情報 |
|---|---|---|
| 避難先 | この地域では、どこへ避難しますか。 | 今いる場所と災害の種類 |
| 経路 | この道を通って行けますか。 | 行き先と今の状況 |
| 受付 | 避難してきました。受付はどこですか。 | 本人と一緒に来た人 |
| 言語 | やさしい日本語で説明してください。 | 理解できる言語 |
| 移動の支援 | 歩くのに手助けが必要です。 | どんな手助けが必要か |
| 物資 | 水を受け取る場所を教えてください。 | 必要な物と受付の案内 |
| 家族への連絡 | 今、○○にいます。安全な場所へ移りました。 | 場所と本人の状況 |
| 緊急通報 | 救急です。場所は○○です。 | 住所と分かる状況 |
表:大雨などの警戒レベルと避難情報
| 段階 | 情報の名前 | 確認する行動 |
|---|---|---|
| 警戒レベル3 | 高齢者等避難 | 危険な場所から高齢者など避難に時間のかかる人が避難します。 |
| 警戒レベル4 | 避難指示 | 危険な場所から全員が避難します。 |
| 警戒レベル5 | 緊急安全確保 | 災害が発生または切迫し、命の危険があるため直ちに安全を確保します。 |
注:大雨などの避難情報の表です。警戒レベル4までに必ず避難! 警戒レベル5は命の危険が極めて高く、警戒レベル4までとは異なる段階です。
出典:現行の避難情報の案内。
情報を読むときは、発表元、地域、時刻、内容を確認します。「この地域は対象ですか」と尋ねる文も用意します。地震と津波は、それぞれの情報に応じて行動します。数字の段階だけで、すべての災害を同じように判断せず、情報の種類を見ます。
避難先・避難所・119の3場面で災害の日本語を使います
安全を守る行動を優先し、場所と必要なことを具体的に伝えます。
場面1:避難先と地域を確認します
ふだんの準備では「この地域では、洪水のとき、どこへ避難しますか」と尋ねます。場所の名前、経路、対象の災害をメモします。災害時は最新の情報を確認し、安全な行動を優先します。津波警報や注意報、海辺での強い揺れなどを見聞きしたら、海辺を離れます。より高い安全な場所へ避難し、解除まで避難を続けます。
出典:津波に備えるための案内。
場面2:避難所の受付で支援を伝えます
「避難してきました。受付はどこですか」と尋ねます。名前、一緒に来た人、連絡先を伝えます。「歩くのに手助けが必要です」「この薬を使っています」と状況を説明します。分かる範囲の情報をメモで見せ、担当者と相談します。物資や生活の案内は、受け取る場所と方法を確認します。
場面3:消防車や救急車が必要なときに119へ通報します
「火事です」または「救急です」と用件を伝えます。指令員の質問に答え、住所と目印を説明します。名前と連絡先も伝えます。住所が分からないときは、大きな建物や交差点などの目印を言います。119は消防車や救急車が必要な場合の通報先です。練習は相手役と対面で行います。
出典:消防・救急の緊急通報の案内。
災害の日本語のつまずきは短い文・メモ・復唱で補います
住所と困っていることを見せ、理解した内容を復唱して確認します。
「この言葉の意味を教えてください」「場所の名前を書いてください」と頼みます。やさしい日本語とは、難しい言葉を言い換えるなどした分かりやすい日本語です。相手の説明を、場所、時刻、次の行動に分けて確かめます。日本語の長い文を完成させるより、必要な情報を短く伝えます。
出典:分かりやすい日本語の案内。
119につながりにくい場合は、公衆電話を利用する方法があります。周囲の人に通報を頼む方法もあります。「119へ電話をお願いします。場所はここです」と状況を伝えます。指令員から確認の連絡が来る場合もあるため、連絡先を正確に伝えます。
出典:消防・救急の緊急通報の案内。
印刷して使う災害の日本語チェック
- □住所と読み方をメモしました。
- □建物名と部屋番号を書きました。
- □近くの目印を確認しました。
- □住む地域の危険を調べました。
- □災害別の避難先を確認しました。
- □避難の経路を共有しました。
- □家族の連絡方法を決めました。
- □地域と時刻を読む練習をしました。
- □避難情報の名前を確認しました。
- □必要な支援を短く書きました。
- □使っている薬などの情報を用意しました。
- □受付で使う質問を練習しました。
- □119の場所説明を相手役と練習しました。
- □メモを見せて復唱しました。
- □公式の確認先を保存しました。
災害時に使う日本語のよくある質問
災害時の日本語は、安全に行動する情報と必要な支援を確認するために使います。
災害のとき、避難の情報を読み、避難先や必要な支援を伝えるための日本語を教えてください。
まず、自分の安全を守る行動を優先します。情報を読むときは、発表元、対象地域、時刻、内容を確認します。ふだんから住所、避難先、連絡先をメモし、「この地域では、どこへ避難しますか」と尋ねる文を練習します。避難先の受付では、名前と一緒に来た人を伝えます。「歩くのに手助けが必要です」のように支援を具体的に話します。消防車や救急車が必要な場合は119へ通報し、場所と状況を伝えます。平時の練習は、相手役と短い質問を復唱する方法で行ってください。
指定緊急避難場所と指定避難所は、どう違いますか?
指定緊急避難場所は、危険が迫ったときに命を守るため緊急に避難する場所です。災害の種類ごとに指定されます。指定避難所は、避難した人や自宅で暮らすことが難しい人が必要な期間滞在する施設です。ふだんから自宅や職場で想定される災害を調べ、対応する場所と経路を確認します。「この場所は津波の避難先ですか」と、災害の種類を示して尋ねます。災害時は、その場所の安全と開設状況を最新の公式案内で確認します。家族とも名前と行き方を共有してください。
避難指示や警戒レベルの言葉は、どう読めばよいですか?
大雨などの情報では、警戒レベルと対象の地域を確認します。警戒レベル3の高齢者等避難では、危険な場所から高齢者など避難に時間のかかる人が避難します。警戒レベル4の避難指示では、危険な場所から全員が避難します。警戒レベル5は災害が発生または切迫し、直ちに安全を守る段階です。警戒レベル4までに必ず避難します。警戒レベル5は命の危険が極めて高く、警戒レベル4までとは異なる段階です。気象の情報と自治体の情報は、発表元と地域を見ます。地震や津波は、それぞれの情報に応じて行動してください。
避難所で日本語が難しいとき、どう支援を頼めばよいですか?
受付では「避難してきました。受付はどこですか」と尋ねます。名前、一緒に来た人、連絡先を伝えます。「歩くのに手助けが必要です」「この薬を使っています」のように、必要なことを具体的に話します。情報をメモで見せる方法も使えます。説明を確認するときは「やさしい日本語で、一つずつお願いします」と頼みます。物資や生活の案内は、場所と受取方法を尋ねます。家族への連絡には、今いる場所と本人の状況を短く伝え、担当者の返答をメモしてください。
119への通報では、何を伝えればよいですか?
119は消防車や救急車が必要な場合の緊急通報先です。「火事です」または「救急です」と用件を伝え、指令員の質問に答えます。消防車や救急車が向かう住所と、通報する人の名前、連絡先を伝えます。住所が分からない場合は、大きな建物や交差点などの目印を示します。通報後に場所の確認で連絡が来る場合もあります。つながりにくい場合は、公衆電話の利用や周囲の人へ通報を頼む方法があります。会話の練習では、相手役と対面で場所の説明を練習してください。
災害の日本語を学ぶ教材と公式の確認先
地域の防災案内と公的な学習資料を使い、平時に確認と会話の練習をします。
避難先と地域の情報は、住む自治体の公式案内を確認します。地震や津波、気象の情報は、気象庁などの公式情報を見ます。発表元、対象地域、時刻を読む練習にします。情報が変わる場合は、その時の案内を確認します。
公的な日本語学習一覧では、文字や文法のコース、生活場面の動画を探せます。登録などの利用条件を確認して選びます。場所の名前と短い質問を組み合わせ、相手役の返答を復唱します。録音して、住所と必要な支援が伝わるか聞き直します。
出典:日本語学習サイト一覧。
自治体の防災担当や地域の訓練で、避難先と必要な支援を事前に相談できます。通訳や多言語の案内についても、利用方法を尋ねます。家族とメモを共有し、生活する場所が変わったら情報を更新します。
災害時に使う日本語の出典
避難情報、地震津波の行動、緊急通報の説明は次の公式資料で確認できます。
- 内閣府「避難情報に関するガイドラインの改定」(令和8年3月改定版の公開案内・警戒レベル表、2026年10月11日確認)
- 内閣府「令和7年版 防災白書」第1部第1章第2節2-3「指定緊急避難場所と指定避難所の確保」(2026年10月11日確認)
- 気象庁「緊急地震速報を見聞きしたときは」(ウェブ版、2026年10月11日確認)
- 気象庁「津波から身を守るために」(ウェブ版、2026年10月11日確認)
- 総務省消防庁「119番緊急通報」(ウェブ版、2026年10月11日確認)
- 東京都生活文化局「やさしい日本語」(ウェブ版、2026年10月11日確認)
- 福岡よかトピア国際交流財団「Useful Websites to Learn Japanese」(ウェブ版、2026年10月11日確認)
災害の日本語の関連ページと最終確認日
既存の防災準備と音声教材を使い、必要な情報を伝える練習を続けられます。
音声教材の利用条件と収録内容は、リンク先の案内で確認します。このページの編集例文と既存の音声を分けて使います。
最終確認日:2026年10月11日。