JLPT N4の学習計画:語彙・文法・読解・聴解
JLPT N4は語彙と文法を読む・聞く練習につなげます
JLPT N4は、公式問題で今の力を確認し、語彙・文法・読解・聴解をつなげて学びます。JLPTとは、日本語能力試験のことです。覚えた言葉を短い文で使い、文章と会話の意味を確かめます。聴解は学習の初めから続け、試験形式の練習へ進みます。
このページの要点
- ①公式問題で現在の力②語彙と文法③読解と聴解の順に確かめ、間違いを次の学習へ戻します。
- N4は試験科目3つ、得点区分2つです。語彙とともに、読む時間と聞く時間を計画に入れます。
- 週の目標、日々の復習、試験前の確認を3段階で記録し、正答の根拠と解く時間を見直します。
週表と場面例は学習計画の提案です。合格までの期間は現在の力で変わるため、進度を見直して使ってください。
JLPT N4とN5の違いは読む・聞く内容で確かめます
N4では、身近な文章と日常の会話の意味をつかむ力を確かめます。
公式の目安では、N4は基本的な日本語を理解する水準です。基本的な語彙や漢字を使った、身近な話題の文章を読みます。日常の場面でややゆっくり話される会話を理解します。N5の短い定型的な文から、内容のまとまりを読む練習へ広げます。
出典:レベル認定案内。
語彙とは、言葉の集まりのことです。文法とは、言葉をつないで文を作る仕組みのことです。読解とは、文章を読んで意味を理解することです。聴解とは、音声を聞いて内容を理解することです。言葉だけを覚える練習と、意味を使う練習を組み合わせます。
語彙・漢字・文法項目の出題基準は、現行試験では非公開です。学習では認定の目安、問題構成、公開問題を使います。尺度得点とは、解答のパターンに基づいて示す得点のことです。練習の正答数は、次の課題を見つける記録にします。
出典:試験の質問回答集。
JLPT N4の学習は診断・基礎・応用・通し練習で進めます
公式問題でつまずきを見つけ、基礎を直してから試験形式へ進みます。
- 公式のN4問題を開きます。文字・語彙、文法・読解、聴解を別々に解きます。
- 間違いの理由を記録します。読み、意味、文の形、内容、音のどこで止まったかを分けます。
- 言葉と文を一緒に覚えます。読みを確かめ、身近な場面の文を作ります。
- 短い文章を読みます。誰が何をするか、理由と順番を確認します。
- 音声を聞きます。まず全体を聞き、次に聞き直す部分を確認します。
- 週末に同じ型の別問題を解きます。前の間違いが直ったかを記録します。
- 試験前は現行時間で通して練習します。見直す問題と進む問題を決めます。
公式問題集のウェブ案内には、問題、聴解音声、正答表などがあります。問題を解いた後に根拠を確かめ、再び文章と音声へ戻ります。古い問題集の表紙の時間より、現行の試験時間を使います。
出典:公式問題集公開案内。
JLPT N4の時間・合格条件・学習計画を表で確認します
試験の区切りと学習の段階を別の表で見ると、必要な練習を決められます。
表:N4の大問と対応する練習
| 分野 | 大問 | 具体的な練習 |
|---|---|---|
| 文字・語彙 | 漢字読み | 文の中の漢字を言葉として読みます。 |
| 文字・語彙 | 表記 | 文に合う漢字や仮名の書き方を選びます。 |
| 文字・語彙 | 文脈規定 | 前後の文を読み、空欄に合う言葉を選びます。 |
| 文字・語彙 | 言い換え類義 | 同じ意味になる別の言い方を探します。 |
| 文字・語彙 | 用法 | その言葉を使う文を選び、自分の文も作ります。 |
| 文法 | 文の文法1(文法形式の判断) | 文の意味に合う文法の形を選びます。 |
| 文法 | 文の文法2(文の組み立て) | 言葉を並べ、意味が通る文にします。 |
| 文法 | 文章の文法 | 文章のつながりを読み、合う表現を選びます。 |
| 読解 | 内容理解(短文) | 短い文章で、誰が何をするかを答えます。 |
| 読解 | 内容理解(中文) | 出来事の順番と理由を、文章全体から確かめます。 |
| 読解 | 情報検索 | 案内から必要な条件や日時を探します。 |
| 聴解 | 課題理解 | 場面を聞き、次に何をするかを答えます。 |
| 聴解 | ポイント理解 | 聞く目的を確かめ、必要な情報を聞き取ります。 |
| 聴解 | 発話表現 | 場面に合う発言を選び、声に出します。 |
| 聴解 | 即時応答 | 相手の短い発言を聞き、合う返事を選びます。 |
各大問は公式問題の構成で確認します。練習後は、答えを選んだ理由を文や音声に戻って確かめます。
表:N4の試験科目と時間
| 試験科目 | 時間 | 練習で確認すること |
|---|---|---|
| 言語知識(文字・語彙) | 25分 | 漢字の読み、表記、文の中の意味 |
| 言語知識(文法)・読解 | 55分 | 文の形と文章の内容、情報の場所 |
| 聴解 | 35分 | 場面、用件、次にすること |
注:2026年公式案内の時間です。聴解は録音の長さで多少変わります。
出典:試験科目・問題構成案内。
表:N4の得点区分と合格条件
| 確認する得点 | 得点の範囲 | 必要な点 |
|---|---|---|
| 総合得点 | 0〜180点 | 90点以上 |
| 言語知識・読解 | 0〜120点 | 38点以上 |
| 聴解 | 0〜60点 | 19点以上 |
注:総合点と両区分の基準点を満たし、全試験科目を受験することが必要です。
出典:得点・合否判定案内。
表:N4の八週間の学習計画例
| 週 | 中心の課題 | 週末に残す記録 |
|---|---|---|
| 1〜2週 | 今の力、文字、語彙、文の形 | 間違いの理由と自分で作った文 |
| 3〜4週 | 短文と文のつながり、短い音声 | 内容の根拠と聞き取れた用件 |
| 5〜6週 | 身近な文章、案内、会話の理解 | 解く時間と苦手な問題の型 |
| 7〜8週 | 現行時間の通し練習と復習 | 時間配分と復習した項目 |
注:八週間は編集上の計画例です。復習が必要な段階は延長して使います。
一日の学習は、前日の復習、新しい文、読解、聴解を順に組みます。使える時間を先に書き、各活動の終わる目印を決めます。「案内を読んで日時を答える」など、取り組む内容で区切ります。短い日も、前日の文と音声を使い直します。
JLPT N4は身近な場面で読解と聴解を練習します
買物、学校や職場の連絡、予定の相談を、読む・聞く練習に使います。
場面1:買物の案内から必要な情報を探します
営業時間、休みの日、受取方法が書かれた短い案内を読みます。「いつ利用する」「どこで受け取る」を確かめます。新しい言葉を調べた後で、案内全体をもう一度読みます。日付や場所だけを拾ったときと、条件まで読んだときの答えを比べます。
案内文から必要な情報を探す練習は、N4の読解:案内文から必要な情報を探す練習で、練習用の案内文と4問を使って続けられます。
場面2:学校や職場の連絡の理由を読みます
「雨のため、集合場所が変わりました」のような文を使います。理由と変更内容を分け、誰が次に何をするかを答えます。似た言葉がある選択肢では、本文と同じ意味か確かめます。自分の予定に替えた文も作り、理由を伝える形を使い直します。
場面3:予定を相談する会話を聞きます
会話の初めに出た時間と、最後に決まった時間を分けてメモします。初めは全体を聞き、予定が変わる箇所を確認します。次に音声と文を照合し、短いまとまりで声に出します。別の曜日や用件へ替えた会話を作り、意味の変化を確かめます。
日常場面の練習には、国際交流基金の「いろどり」初級2も使えます。教材と音声から、今の課題に合う話題を選びます。学習レベルの表示とN4を分けて見て、試験形式は公式問題で確認します。
出典:日常場面の教材案内。
JLPT N4のつまずきは間違いの原因に戻って直します
正答と理由を確かめ、読み・意味・文法・内容・音の原因を分けます。
漢字の読みが止まるなら、同じ言葉を含む短い文を読みます。文法が分かっても読むのに時間がかかるなら、主語と出来事の順番を確かめます。音声を文で見れば分かる場合は、音のまとまりを聞き直します。読んでも意味が難しい場合は、語彙と文の形を先に直します。
印刷して使うN4の準備チェック
- □公式の認定の目安を読みました。
- □現行の試験科目と時間を確認しました。
- □二つの得点区分と基準点を確認しました。
- □文字・語彙の問題を解きました。
- □文法・読解の問題を解きました。
- □聴解の問題と音声を使いました。
- □間違いの理由を記録しました。
- □新しい言葉を短い文で使いました。
- □文の理由と順番を説明できました。
- □会話で最後に決まったことを聞きました。
- □週末の復習日を決めました。
- □公式の時間で通して練習しました。
- □受験地の実施日と申込先を確認しました。
- □持ち物と会場への経路を確認しました。
- □直前に復習する項目を整理しました。
JLPT N4の学習計画でよくある質問
N4の準備は、公式の条件と自分の学習記録を合わせて判断します。
JLPT N4は、語彙・文法・読解・聴解をどの順で学習すればよいですか?
まず公式のN4問題を解き、どの分野で止まるか確かめます。語彙と文法を短い文で学び、同じ話題を読解と聴解へつなげます。漢字は読みと意味を言葉の中で確認します。文法は文の形だけでなく、前後の関係も見ます。読む日にも短い音声を聞き、聴解を続けます。週末に間違いの理由を分け、次の週の課題を決めます。試験前は現行の時間で通して練習し、答えの根拠を説明できるかを確かめてください。
N4合格には何点が必要ですか?
N4は総合90点以上に加え、二つの得点区分で基準点を満たします。言語知識・読解は120点満点で38点以上、聴解は60点満点で19点以上です。すべての試験科目を受験することも必要です。練習では正答数と間違いの理由を記録します。実際の結果は尺度得点で示されるため、練習の正答数は、学習の進み具合を確認するために見ます。詳しい条件は下の公式出典で確認し、言語知識・読解と聴解の両方を学習してください。
N4は何週間で合格できますか?
準備期間は、今の読み聞きの力と使える時間から決めます。このページの週表は、基礎確認から試験形式の練習へ進むための計画例です。まず公式問題を解き、読める文、聞き取れる内容、解く時間を記録します。意味を確認する言葉や文の形が多いときは基礎の段階を長くします。予定した週末に見直し、進める範囲を調整してください。受験日から逆算する場合も、語彙の時間とともに、読解と聴解を練習する日を残しておきましょう。
N4の公式の語彙・漢字・文法リストはありますか?
現行試験は、語彙・漢字・文法項目のリストを載せた出題基準を公開していません。公式の認定の目安、問題の構成、公開問題を学習の入口にします。教材の一覧は整理に使い、文章や音声で意味を確かめてください。漢字は読みだけでなく、その言葉を使った文も作ります。文法は意味が変わる箇所を見て、違う場面の文へ替えます。覚えた項目数とともに、身近な文章とややゆっくりした会話の理解を確かめましょう。
無料の教材だけでN4の練習を進められますか?
公式サイトで公開されている問題と聴解音声を使って練習できます。国際交流基金の「いろどり」は、日常の場面で使う日本語の教材と音声を公開しています。試験形式は公式問題で、日常の意味の理解は場面教材で確かめる形です。「いろどり」のレベル表示は独自の学習枠組みに基づきます。教材の学習目標を読み、必要な場面と表現を選んで使います。正答と解説を確かめ、間違いを翌日の文や音声練習に戻してください。
JLPT N4で確かめる公式の窓口
試験の条件はJLPT公式サイト、申込みは受験地の実施機関で確認します。
受験地、実施日、申込期間、支払方法を先に確かめます。会場と持ち物は受験票や受験案内を読みます。学習の質問は、間違えた問題と理由を整理して先生へ相談します。公開問題の利用は、公式のサイトポリシーを確認します。
JLPT N4の学習計画の出典
試験と学習教材の説明は、次の公式資料で確認できます。
- 国際交流基金・日本国際教育支援協会「日本語能力試験 N1〜N5:認定の目安」(ウェブ版、2026年10月9日確認)
- 国際交流基金・日本国際教育支援協会「日本語能力試験 試験科目と問題の構成」(2026年実施案内)
- 国際交流基金・日本国際教育支援協会「日本語能力試験 得点区分・合否判定・結果通知」(ウェブ版、2026年10月9日確認)
- 国際交流基金・日本国際教育支援協会「日本語能力試験公式問題集」(2012年発行・第二集2018年発行、ウェブ公開案内)
- 国際交流基金・日本国際教育支援協会「日本語能力試験 よくある質問」(ウェブ版、2026年10月9日確認)
- 国際交流基金「いろどり 生活の日本語」初級2(A2)教材・音声(ウェブ版、2026年10月9日確認)
JLPT N4の関連ページと最終確認日
基礎の復習は当社のN5計画、生活での練習は日本語サイトにつなげます。
最終確認日:2026年10月9日。